
さらにリトル・ジョン役ジェイミー・フォックスは存在感があり、悪代官役ベン・メンデルソーンなど、特にワル役のキャスティングが良く時間を忘れるほど。終わりでボスキャラとその手下を残したのは続編への布石か。近日日本公開とのことだが、これは薦められる映画だ。
「コップ・カー」(15年 米)
10歳のふたりの悪ガキがパトカーを乗り回すというだけの映画。悪徳警官役のケビン・ベーコンが総指揮・主演。
オープニングでふたりの悪ガキが覚えたての汚い言葉を言いながら草原を歩いて行くシーンから「スタンド・バイ・ミー」(86年 米)の甘酸っぱい思い出の悪ガキ物語のつもりでみていたら、ゼンゼン違っていた。山中でパトカーを見つけ、乗り回して遊んでいたらシェリフのケビン・ベーコンに執拗に追い回される。パトカーのトランクには死体が積んであったのが、シェリフが必死で追いかけた理由。映画って、すごく面白いか、怖いか、哀しいか、なにか訴えるものがないとね。狂ったか、ケビンベーコン。