ジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク、レイ・ウインストンほか錚々たる配役の中の誰より存在感があったのが当時30歳の英男優サム・ライリー。顔がもう、普通の俳優じゃない。近くにいたら怖いと思う、狂気を纏った顔だ。「コントロール」(07年 米英)で英バンドのジョイ・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスを演じた時のイアン・カーチスが乗り移ったとしか思えなかったすばらしい演技ことを思うと、今でも熱くなる。こういう印象深い顔は役者として損なのかもしれない。この「ロシアン・ルーレット」でもイアン・カーチスが出てると勘違いしそうになったくらい。命を賭けたロシアン・ルーレットで最後まで生き残り大金を得たが、ポスターで顔と名前を大きくアピールされた割りにはチョイ役のジェイソン・ステイサムに殺されてしまうというなんだか不幸を得に書いたような役柄のサム・ライリーだが、フィルモグラフィーをチェックしても、いい役にはめぐまれていないような気がする。うん、この映画を見るくらいなら、前述「コントロール」のほうを勧めるよ。英バンドについて興味を持っている向きに限定されるけどね。
「ペントハウス」(11年 米)Tower Heist
クライム・コメディというのだそうだ。コメディーは好きじゃないしベン・スティラー(「ナイトミュージアム」シリーズ(06年~))も相性が悪いので避けていたが、エディ・マーフィ、マイケル・ペーニャほか錚々たる配役で、ちょっと明るい気分が欲しい冬の寒い日、ということで。悪い奴に仕返しをしつつ金をぼったくるというスジだから爽快感があって面白かった。
いや、この映画を見たのは大好きな女優ティア・レオーニが出ていたから。「ディープインパクト」(98年 米)で主演して大ブレークしたアノ、「Xファイル」シリーズ(93年~米テレビ)のモルダー捜査官役のデイヴィッド・ドゥカヴニーの元妻のティア・レオーニ。今年52歳で2児の母親だということだが、「ペントハウス」の女FBI捜査官は、めっちゃセクシー。













