「オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―」(22年 英)原題:Operation Mincemeat
ひさしぶりにメッチャ面白くて、2度見。主演のコリン・ファースはハズレがないとの自説を再確認。第二次大戦時、英軍が死体に軍服を着せ秘密文書を持たせて独軍情報部を騙したという小説をもとにして作られた新作。コリン・ファースの映画は、英語がわかりやすいから字幕で楽しむようにしている。
吃音のイギリス王ジョージ6世を描いた「英国王のスピーチ」(10年)でコリン・ファースを知り、「シングルマン」(09年)、「キングスマン」(14年)、「1917 命をかけた伝令」(19年)ほか、彼の主演作を追っかけながら見続けてきたが、ハズレがなかった。似た名前で、自分でも時々混乱してしまうが、同じく英俳優のコリン・ファレルがいて、新作「THE BATMAN-ザ・バットマン-」(22年 米)では、バットマンの敵役のペンギンを演じていて、なかなか良かった。
英俳優が好きなのは、半分はキングス・イングリッシュのせいか。40歳近くになったころに初めて就いてくれた英語の個人教師が、香港生まれの若い英国人。それまでに学んできたアメリカ英語というか、耳から学んだイイカゲン米俗語の発音や言い回しにことごとくダメだしをされながらも、おかげで自分の英語を話すチカラの改善を実感することができるようになり、キングス・イングリッシュと英国に愛着を感じるようになった。