
「人が人を愛することのどうしようもなさ」(07年 邦画)
ひとことで言えば猥雑。喜多嶋舞が夫の浮気に悩み、娼婦になる。なんでーとか、まあどうでもいいか。
石井隆は好きな漫画家・監督・脚本家で、映画だけでも「天使のはらわた」シリーズ(78年~)、「ラブホテル」(85年)、「花と蛇」(04年)などかなり見てきたが、喜多嶋をセクシーに撮ることに溺れ、石井隆の「男本位の映画作り」を忘れた作品。「人が人を愛することのどうしようもなさ」なぜ、こんな映画見て時間を無駄にしてしまったか。
「ラスト・ターゲット」(10年 米)原題: The American
彼女ができたことから足を洗おうとした殺し屋ジャック(ジョージ・クルーニー)が雇い主に殺されてしまう。ミステリー小説ではおなじみのスジだが、ジョージ・クルーニーが冷徹な殺し屋を演じていて、狙撃銃の改造のディテールやイタリアの田舎町の風景など見どころの多い作品。この作品、初見ではなかったが気に入ったシーンを何度も楽しめるネット動画だし、娼婦クララ役のイタリア女優ヴィオランテ・プラシドの画像を調べたりで十分満喫した。うん、この作品でジョージ・クルーニーの相手役となった女優が皆いい女。映画が始まってすぐに殺されてしまう恋人役のイリーナ・ビヨルクルンド、ジャックを狙う女スナイパー役テクラ・ロイテンほか、主役を張ってもいいくらいの女優たちの美しさも”また”楽しめた。多分”また”みることになるだろう。
「ターミネーター4」(09年 米)原題: Terminator Salvation
「ターミネーター」(84年 米)は初めてDVDプレーヤーを買ったときについていたオマケの2枚DVDのひとつ。ちなみにもう1枚は坂本冬美のライブ。とにかく、DVDがまだ高くて、レンタル屋も少なかった時代だからこの2枚のDVDを繰り返し楽しんだ。
シュワちゃん(アーノルド・シュワルツネッガー)は無敵の強さで格好良く、リンダ・ハミルトンもこの作品で好きになった。その後、この「ターミネーター」シリーズは、枝葉も含め全部制覇したつもりでいたが、この「ターミネーター4」は見ていなかった。ジョン・コナー役にクリスチャン・ベール、マーカス・ライト役にサム・ワーシントンと豪華配役で臨んでいるが、このシリーズを何度も見ているせいか、ストーリーにも新鮮味を感じられず、派手なドンパチのあとも、”マシンと人類は永遠の抗争を続けるのだった”の想定内エンディング。うーん、シリーズ物って難しいよな、の感想を持った凡作。