交通事故で失った恋人のクローンを自分が生んで育てる女を仏女優エヴァ・グリーンが演じている。クローン息子が恋人ソックリに育って、その恋人に嫉妬するなんてとこまではとにかく、ベッドまで一緒にするとかいう話にまでしてしまうとちょっとね。原題 Wombは子宮の意。「愛を複製する女」というから、恋愛+ミステリーを期待してたのにかなりキモイ映画だった。八つ当たりでもなく、この女優、あんまり好きじゃない。「シン・シティ 復讐の女神」(14年 米)や「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」(16年 米)とか、まあ目立つし女優としては、個性は売り物だろうけれども。
「人が人を愛することのどうしようもなさ」(07年 邦画)
ひとことで言えば猥雑。喜多嶋舞が夫の浮気に悩み、娼婦になる。なんでーとか、まあどうでもいいか。
石井隆は好きな漫画家・監督・脚本家で、映画だけでも「天使のはらわた」シリーズ(78年~)、「ラブホテル」(85年)、「花と蛇」(04年)などかなり見てきたが、喜多嶋をセクシーに撮ることに溺れ、石井隆の「男本位の映画作り」を忘れた作品。「人が人を愛することのどうしようもなさ」なぜ、こんな映画見て時間を無駄にしてしまったか。
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