
過日、焼きスルメのパックを買った。ワタシは歯が悪いのでふだんはほとんど買うこともないのだが、カミさんが食べたいと。口に入れて浸みだすスルメの味が、唾液と混じってなんだか旨い。ほとんど噛んでいないので、口の中でふやけたスルメはいつまでも旨みを口中に広げている。昔はよく食べたものだと、思い出し、いつまでも飲み込めないでいる。なつかしさに涙が出た。
恋と言うには幼すぎる思い出やそのあとの青春の苦さはいつまで忘れないでいられるのだろうか。残された時間がだんだん少なくなって、ほかのいろいろなことを忘れてしまっているのだが。
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