2022年12月10日土曜日

ロバの耳通信「トゥモロー・ウォー」「グッド・ネイバー」

 「トゥモロー・ウォー」(21年 米)原題:The Tomorrow War

うーん、タイムトラベルにエイリアンとの戦い。安易な邦題に似つかわしく、つまらない映画。新型コロナの蔓延のためパラマウントからAmazonに配給権を売られて、Prime Videoで配信とwikiに説明があったけど、映画館で楽しめる映画じゃない。

グラフィックはキレイだし、エイリアンの出来もソコソコだけど、ストーリーが雑だから入り込めないのよね。制作・総指揮、主演クリス・プラットだというから、すこし売れてきた俳優が自分でまるごと作ってみるかと作った映画なんだろう。

きっと、次作は監督も脚本も自分で、とチャレンジするんじゃないかな。テレビなんかでもよく売れているらしいクリス・プラットは覚えやすい甘いマスクだけど、どんな作品でも同じ印象。個性みたいなものがないからもういいかなクリス・プラット。



「グッド・ネイバー」
(16年 米)原題:The Good Neighbor

アメリカの高校生ふたりが近所の気難しい老人にポルターガイストを仕掛けるという予告から、ああ、お決まりのアメリカ青春グラフィティーかと見はじめたら、コレが結構ドキドキのミステリー・サスペンス。盗撮カメラの映像の中の老人の動きを追うシーンがほとんど謎解き。よくある、若い女のプライベートを覗き見するイヤラシい動画と違い、ジェームズ・カーン演じる老人に、将来の自分の姿を重ね合わせて寒々しい思いをした。

この作品は、とんでもないオチで観客を驚かせるウリだからこれ以上書かないが、おヒマならどうぞ、かな。ポスターの釣り文句は当たってない。


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