「ホース・ソルジャー」(18年 米)原題: 12 Strong
アメリカ同時多発テロ事件直後。タリバン軍と戦った米陸軍特殊部隊の活躍を描いた同名のドキュメンタリー作品(ダグ・スタントン 18年 ハヤカワ文庫)の映画化。
同時多発テロ後の初の反撃成功の軍事作戦を描いているから製作がジェリー・ブラッカイマー、キャスティングにクリス・ヘムズワース、マイケル・シャノン、ほか錚々たる役者を揃え、アメリカの気合が感じられる作品。言ってみれば、賊軍タリバンを官軍米特殊部隊が叩く映画という、主人公が死なないチャンバラ映画と同じ構図なのだが、官軍鼓舞の娯楽作品としてみれば、文句なしに楽しめた。
「ヘル・トラップ」(11年 フランス)原題:L'ils
第二次大戦中、ナチスから逃れた3人の男の乗った飛行機が墜落。たどり着いた南海の孤島で巨大な穴と冷凍カプセルに眠る美女を発見。イメージ的には江戸川乱歩の冒険物語と迷路を進みながらいろいろなものを手に入れて進んでゆくロールプレイングゲームを混ぜ混ぜにしたストーリー展開。あまりのバカバカしさに惰性で見ていたが、最後はどうなるかと結局最後まで見続けてしまった。穴や隠し扉、巨大な蜘蛛や隠された実験室やらに結構ドキドキし、その夜は夢まで見る始末。ロビンソンクルーソーの冒険物語や地底探検、ドクターモローの島などなど、胸躍らせて少年雑誌の挿絵に夢中になっていた子供時代を思い出した。とにかく、面白かった。
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