おにぎりを食べる時、いつも思い出してしまう話。
ピカドン(原爆)のあと一旦稲佐山に避難した。
自分の身内にも同じ年頃の子供がいることから、持っていたおにぎりをあげるため声をかけた。
わき道にはいり、新聞紙のおにぎりを広げその子にあげたが、自分がたべはじめても中々食べようとしない。
わけを聞くと、「これから家に戻り、はぐれてしまった母、姉を探す。折角いただいたおにぎりだが、自分はまだ我慢が出来るから、ピカドンにやられているであろう母、姉に食べさせたい」と。
神はどこにいて、何を見ていたのだろうか。
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