2024年9月30日月曜日

ロバの耳通信「タイラー・レイク -命の奪還-」「ブラック・シー」

「タイラー・レイク -命の奪還-」(20年 米)原題:Extraction

メッチャ面白かったNetflixの新作。4月末公開したばかりの映画を、動画サイトではある
がゴールデンウイークに見ることができた。ウレシイ時代。

誘拐された麻薬王の息子を救出する傭兵タイラー・レイク役でクリス・ヘムズワースが不死身の男を演じている。誰が味方か、誰が敵か、そもそも少年を付け狙うのはだれなのかよくわからないのだが、全編追跡劇と派手なドンパチで画面に硝煙の匂いがするんじゃないかと思うほど。
いままでのカーアクション+ドンパチと違うのが、舞台がバングラデシュのダッカやインドのムンバイの人と埃と騒音にまみれた過密都市だったこと。実際の撮影もインドのアフマダーバード、ムンバイや タイのラーチャブリーで行われたとのこと(wiki)。雰囲気違うな、やっぱり。

傭兵リーダーをイラン女優のゴルシフテ・ファラハニが演じていて、これがエキゾチックでゾクゾクするほどの美人。インド女性風の黒髪で彫りの深いクールな表情でロケット砲や狙撃銃は撃つ、ラストではションベン中のラスボスの頭を至近距離から射抜き、倒れたところにシレっと止めの2発を打ち込むすごさ。不死身のクリス・ヘムズワースも良かったけれど、続編はこのゴルシフテ・ファラハニを主人公にしてほしい。

「ブラック・シー」(14年 英・米)

サルベージ会社を解雇され行き場を失った男たちが、黒海に沈んだとされるUボートから金塊を引き上げる話に乗り、ロシアのボロ潜水艦で黒海に乗り出す。

予想通り、ボロ潜水艦はトラブル続き、乗組員は金の配分で争い、結局は失敗に終わるのだが、暗い潜水艦の中で汗だらけのジュード・ローのカリスマ振りが楽しめた。

いままで多くの潜水艦を舞台にした映画を見てきた。例外なく面白かった。閉塞感が好きなのかな。もちろんホンモノには乗りたいとは思わないが。

初めてDVD再生機を買ったときオマケでついてきた数枚のDVDのひとつ、ウォルフガング・ペーターゼン監督の「U・ボート」(81年 西独)。当時、DVDがかなりの値段で新しいDVDを買うこともかなわず、まだVHS全盛の時代でレンタルDVDもないから、毎晩オマケのDVDを繰り返し見た記憶がある。映画としてもすごく面白く、今もネット動画で楽しんでいる。

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