テレビ日和の雨の午後。
ずっと前に撮っておいたテレビ放送。1テラのHDDを買ったときは、これだけあれば死ぬほど録画できるとほくそえんでいたのだが、もういくらも空きがなくなってきた。整理しなければと思いつつ、これはいい映画だからもう1、2度は見るんじゃないかとなかなか消せない。HDDの買い増しも考えたが、また同じ憂き目にあうのはわかっているから。

田中がコツコツと生きる牛乳配達人の役の「いつか読書する日」(05年)も好きな映画だ。薄暗いなかに街灯が点々とともっている長崎の山手の夜明けのシーンと、独身中年役の田中とかっての同級生役の岸部が、長年の思いをぶつけあうところは好きなシーン。

いっぱいの幸せなら、誰でもウレシイ。田中裕子がやる役はいつも、小さな幸せを精一杯喜んでいる。私もなんとか、いつもそういう気持ちでいられるといいと思う。フシアワセはいらないが、幸せなら小さくて充分。
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