2017年10月2日月曜日

ロバの耳通信「逢いびき」

「逢いびき」(14年 邦画)

当たり役というのだろうか、極めて個人的な見解で、だが。女優が輝くほど魅力的に見える映画がある。「アトランティスの心」(01年 米)のミカ・ブーレム、「鉄道員(ぼっぽや)」(99年)の広末涼子、「高校教師」(93年 テレビドラマ)の桜井幸子、「隠し剣 鬼の爪」(04年)の松たか子など、これらの女優への自らの好意、まあ「好き」を確かめるために映画を見る。代表作でないものもあるが、そんなことはどうででもいい。

この映画を見るまで女優丸純子を知らなかった。マイナーな作品だし、みつけたのも YouTubeの予告編めぐり。約2分の予告編のなかのほんの数秒のいくつかのシーンで、好きになってしまった。ほかのいくつかの作品もチェックしたのだが、「逢いびき」ほど丸純子がすてきに見える作品を知らない。

港町を舞台に人妻が不倫の道を進み、結局幸せになれないという、まあよくあるストーリーなのだが。ただ、こういう出会い方をすると、初恋のように、いつまでも「好き」を続けられないかもしれない。だから、丸純子については、ほかの作品を見ることをやめよう。「逢いびき」は38歳の時。女性がいちばん美しい年齢のしっぽのほうかもしれない。ことしで41歳だと。うん。あきらめよう。

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