猿の惑星シリーズでは9作目になるらしいが、第1作「猿の惑星」(68年 米)のラストで宇宙飛行士テイラー(チャールトンヘストン)が猿に支配された惑星だと思っていた海岸で自由の女神像を発見してそこが変わり果てた地球だと知り絶望するシーンは半世紀たった今でも忘れることができない。以降、シリーズ作品を何作かみたがどれも「イマイチ」の感があった、それは「猿」の特殊メイクの拙さか、「猿対人間」のステレオタイプ・ストーリーの稚拙さか。

アンディー・サーキスは俳優というより、「ロードオブザリング/ホビット」シリーズ(01年~ ニュージーランド・米)のゴラム、「キングコング」(05年 ニュージーランド・米)など今やモーションアクターで有名になったが私の好きな役者。あたりまえだが、「聖戦記」シーザーの目はアンディーのものだった・・ような気がする。それにしても、昨今の特殊メイクはすごい。