2018年1月16日火曜日
ロバの耳通信「キングスマン:ゴールデン・サークル」「スターウォーズ/最後のジェダイ」
「キングスマン:ゴールデン・サークル」(17年 英)
当たった「キングスマン」(14年 英)の続編ということで、期待していたのだが、どうしようもない駄作。「キングスマン」はストーリーの新鮮さや英国伝統の007張りの道具立てで、英国らしいウイットに富んだ一流のエンタメ映画だったのだが、続編はハリウッドに媚びを売ったのか米俳優、しかも老齢(うん、落ち目とは書かない)のジュリアン・ムーア、ジェフ・ブリッグスやら張りを失ったハル・ベリーやらを無理無理押し込んだためにハチャメチャコメディに落としてしまった。007シリーズが62年から24作を重ね、今でも色褪せていないのはストーリーの面白さだけではない、緻密な映画作りにより観客を飽きさせない「地道な努力」があるのではないかと思う。このシリーズ、あと何作か続けられると思うが、「英国流」に戻らないなら、もう見ないぞ。
「スターウォーズ/最後のジェダイ」(17年 米)
スターウォーズは第一作「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(77年 テレビ放映医は83年)以降、新作が発表されるごとにチャレンジしようと見始めるのだが、被り物をした「敵の大将」(シリーズ物ながら登場人物も名前などゼンゼンおぼえられない)やら、異生物やらロボットやらのいわゆるスターウォーズおなじみの「キャラ」に愛着を感じる前にアホらしくなって放り出してしまうから、どの作品も最後までどころか、開始からせいぜい15分というところか。毎回、大層な音楽と解説の大きな字幕が出てきてまずウンザリ。それでも今回は「最後のジェダイ」となってるし、ルーカス(監督)もそろそろ終わりかと30分くらいガマンして見たのだが、それが限界。うーん、どうしてもダメだ。ヒットしていると聞くが、変り者のワタシには体質に合わないのだろう。
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