「ブレードランナー 2049」(17年 米)
封切り時(10月末)に見逃がして口惜しい思いをしていたが、やっとネットに出た。オリジナルの「ブレードランナー」(82年 米)の時は、よくわからないけれど、なんだかワクワク、ドキドキしながら見たことを今でも憶えている。一言でいえば「新鮮」。
ただ、「オリジナル」はストーリーがぶっ飛んでいて、ゼンゼン意味不明だったのだが、今回の「2049」も同じく、見終わってからwikiの解説を読むまで、まあ、解説を読んでもよくわからないところがあったが、これもドキドキ、ハラハラで面白かった。オリジナルでは好演したハリソン・フォードも、「2049」ではただの添え物。良かったのは主演のライアン・ゴズリング、バーチャル恋人役のキューバ女優アナ・デ・アルマス(なんてカワイイのだ)、音楽はハンス・ジマー。待て待て、面白かったけれど、「オリジナル」を見ていない世代でも私のように楽しめたのだろうか。「オリジナル」は封切りからずっとあとで評価された。ブチ切れのシナリオや哲学的な啓示はDVDになってもジワジワ味わうことができたからなのだが、「2049」はどうだろう。2時間44分は長い。ストーリーに辻褄をもたせるより、ダラダラをブチ切って、もっと圧縮したほうがよかった気がする。タイトルバックの流れる映画館の暗闇のなかで、あるいは帰りの電車の中で「あのシーンには、どういう意味があったのだ」と思いをめぐらせるのも映画の楽しみなのだから。ふふふ、原作はフィリップ・K・ディック、簡単にわかってたまるものか。
レンタル出ました。ボールペンみたいので持ち運べるムスメはええですな。偉大なる前作ファンに応えないといけない続編はなかなか難しい。
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