「相聞」(17年 中島みゆき)
倉本聰脚本のテレビドラマの主題歌を、どこかでちらっと聞いてこの42枚目のアルバムが出るのを待っていた。主題歌「慕情」、挿入歌「人生の素人」は、いつもの中島(みゆきと名前を呼び捨てにするほど、ワタシには軽くない、青春からずっと中島の歌を高い位置の恋人にしていたのだから)らしい旋律と歌詞が良かった。「いつもの」だけど今回も新鮮。昔の中島のように、思いつめて、恨んで、身を焦がして・・のような歌は最近は少なくて、大人の歌が増えたかな。こう一歩引いて離れて見つめるように、それでもやっぱり恋しいと歌っている。
アルバム名の相聞(そうもん)は、万葉集の相聞歌(恋歌)からとったと。いつものように染み入る歌が多いが、いつものように今回も、切り口を変えた一曲「ねこちぐら」も。初めてこの言葉を知ったが、藁とかで編んだ猫の家のようなものらしい。うーん、いいね、ねこちぐらで暮らすとか。
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