2022年2月10日木曜日

ロバの耳通信「スペクトル」「復讐捜査線」

「スペクトル」(16年 米)

映画の殆んどがネット動画でチェックできるようになったし、YouTubeで予告編も見れる。またwikiで配役の細かいところまでわかるから「ハズレ」ることが少なくなった。この「スペクトル」は配給が新進気鋭の映像ストリーミング会社のNETFLIX、制作がREGENDARYだから面白いはずと確信し、また大ファンのカナダ男優ブルース・グリーンウッド(あの「13デイズ」(00年 米)でジョン・F・ケネディ役を好演)が出ていたから、映画評は良くなかったが見た。好みの問題だろうが実に面白い作品だった。

東欧のモルドバでの廃墟のような街でファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)のように、見えない敵と戦うという設定も良かったし、CGもキレイだし、兵士の装備、拳銃からスピードガンのような武器の出来など、細かいところも丁寧に作りこまれていて迫真の戦闘シーンを楽しめた。賞をもらった作品でもないし、配役も地味なのだが、ちょっと科学的で小難しい筋書きを理解したところで、時間があったらもう一度最初から見てもいいかな。

「復讐捜査線」(10年 米)


原題はEdge of Darkness。なんてひどい邦題をつけるのだろうと思ったけれど、メル・ギブソン好きだし、面白かったからまあいいか。アメリカの民間企業が足跡を隠すため国外の原料で核兵器を作っており、そこに勤めていた刑事(メル・ギブソン)の娘が企業秘密を公表しようとして殺され、刑事が仇を打つ。と、まあ、これだけの単純なストーリーなのだが悪いのが次から次にでてくる。なにより怖いのが、謀略というのだろうか上院議員とかロシアマフィアみたいなのが絡んでいて、すべてが闇に葬られそうになること。ウマく説明できないが、上院議員がワルだったなんてアメリカらしい気がすると思っていたら原作の設定は英国だと。

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