2018年11月20日火曜日

ロバの耳通信「ザ・コンサルタント」「カンパニー・メン」

「ザ・コンサルタント」(16年 米)

このところ、前に見て面白かった映画を動画サイトで探し出して見ている。きっかけは、YouTubeの映画の予告編とかをダラ見していて、そうだこの映画面白かったからまた見よう、と。新作に私の好みの映画が少なくなっていることと、風邪をうつされるのと出かけるのが面倒で映画館に行かなくなったのもあるかも。
「ザ・コンサルタント」原題はThe Accountantつまり会計士。
貸借対照表を作成したり帳簿の誤りを直したりする専門職業で欧米では税理士の役割も兼ねる事が多い。オモテの顔は田舎の会計士、裏の顔は犯罪者の経理担当。兄弟は幼い時から厳しい父親に格闘技を仕込まれ、自閉症の兄は主人公の会計士に、弟はワル側の殺し屋に。このほかに財務省の役人やらロボット会社の社長やら個性的な役柄が出てくるが、優れた脚本のせいか全く混乱することなしに楽しめた。音楽もいい。自閉症の子役も取り澄ました表情の会計士、ベン・アフレックも魅力的だし、私のお気に入りのちょっと悪役顔のジョーン・バーンサル(米テレビ「Marbel」シリーズ(16年~)のパニッシャーや、ブラピ主演の「フューリー」(14年 米))や、クルーニーの「マイレージ・マイライフ」(09年 米)で助演女優賞ながら世界の各賞を総ナメにしたアナ・ケンドリックとか、こんな豪華な配役で利益が出たのかと心配になるくらい。<結果大当たりでぼろ儲けだと> うーん、良かった、また見よう。

「カンパニー・メン」(10年 米)
これも見るのが何回目の映画。リストラされたエリートたちが集まって事業を始めるというカンタンな筋書きながら、トミー・リー・ジョーンズ、ケビン・コスナー、ベン・アフレック、クリス・クーパーなど錚々たる配役。ハッピーエンドにしなければ、もっと骨っぽい映画にできたのにとつくづく思う。映画はエンターテインメント、まあ、いいか。失意のエリートを演じたベン・アフレックの妻役を演じたローズマリー・デウィット「シンデレラマン」(05年 米)ほか)が、夫がエリートのときは口うるさい鼻柱高妻だったのが家を失い、夫と子供たちが遊ぶ姿を見守る優しい妻とへ変身してゆく様がなんともよかった。

話題の新作の動画サイトへのアップロードを心待ちにしながらも、気に入った映画を何度も見て浸ろうとする自分がいる。要はワタシに残された時間が段々少なくなっているということだろう。

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