2021年8月24日火曜日

ロバの耳通信「シャドー・オブ・ナイト」「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」


「シャドー・オブ・ナイト」(18年 インドネシア)THE NIGHT COMES TO US

インドネシア映画といえばホラーと格闘技。最近ホラーは下火らしく、もっぱらバイオレンスものになってきていて、NETFLEXが世界配信に力を入れ売れているらしい。そういえば、「ザ・レイド」(11年)も、日本語の副題のついた続編「ザ・レイド GOKUDO」(14年)、「ヘッド・ショット」(17年)もメイッパイのバイオレンス・アクション。こじ付けの簡単なストーリーはあるが、ほぼ全編が血まみれの格闘技で、すごいとは思うが何も残らない。昔よく見ていたインドネシアのホラーは、日本と同じでジワジワとオバケが観客を怖がらせるものでソコソコ情緒もあったのだが。

「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」(18年 米)

安っぽい副題をつけられた映画はニコラス・ケイジ得意の復讐モノ。前作も題名は忘れてしまったけれど娘を助けるために悪と戦う、だったが今回はカルト集団に焼き殺された妻の復讐劇。訳ありの男が平穏な暮らしをしているがあることからブチ切れて戦いにというワンパターン。オリジナルの武器でスプラッタ満載の戦い。まあB級映画でただただド派手な演出ばかりでなにも残るものはないけれど、これはこれでいいのだろう。チェックしたら今月初めに封切りで、もう動画サイトに出ている。メジャーな作品だと、動画サイトと配給元のイタチごっこでなかなかネットで新作を見ることもできないのだが、動画サイトは広告のつもりかも。とはいえ、大画面、ド迫力の音響でもまた見たいと思うような映画じゃない。

1 件のコメント:

  1. ニコラスケイジ、どんどん安っぽくなっていませんか。このパッケージは可哀想です。ファンだったら済みません。多才過ぎるのか、離婚ばかりで金が無いのか。

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