2021年1月23日土曜日

ロバの耳通信「スマホを落としただけなのに」 「プロメテウス・トラップ」

コロナのせいで出かけることが少なくなり、本と動画浸け。うー、いかん、いかん、オタク生活。カラダを動かさねば。
雨が降っている。天気予報によると、明日は雪だろうと。うー、出かけられないストレス。

「スマホを落としただけなのに」
(17年 志駕晃 宝島社文庫)

彼氏が落としたスマホから恋人のSNSが乗っ取られニセ情報で自分の忌まわしい過去まで明かされてしまうハメにというのがこの小説の本ストーリー。ニセ情報で騙され殺された女性たちを殺した連続殺人犯を捜査するというのが副ストーリー。副ストーリーの雑さはきにかかったものの、拾ったスマホのパスワード解除方法をはじめ、乗っ取りの方法など具体的で本ストーリーは興味深く読めた。すでに映画化(18年。続編も)されており、続々編が近く公開されると。

すこし心配、SNS乗っ取りの方法などについて、具体的に手口が紹介されたりすると、悪用されそうかな。

「プロメテウス・トラップ」(17年 福田和代 ハヤカワ文庫)

同じタイミングで読んでいた「スマホを落としただけなのに」のスマホ情報やSNS乗っ取りの手口が具体的なのに対し、凄腕のハッカーがFBIの捜査に協力するというストーリーなのに手口の説明が抽象的な説明ばかり、著者にはシステムエンジニアというから期待していたのに。システムエンジニアといっても、範囲広いからしょうがないかとも思うけれども、ハッキングについてもう少しシロートわかりする説明してくれたら盛り上がったのにと思う。

日本人がアメリカで暮らすというところばかりにイロがつきすぎて、さらに臨場感なくしたかな。面白そうなスジ立てなのに、進行のつまらなさに半分も行かないうちに挫折。

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