2021年1月14日木曜日

ロバの耳通信「37seconds」「惡の華」

「37seconds」(20年 日米)

題名は主人公のユマが誕生の際37秒間呼吸停止した影響で脳性まひになったということから。
車いすが離せない23歳のユマは人気漫画家のゴーストライターとして母親の力を借りて生きている。ゴーストライターに満足せず、アダルト漫画出版社に原稿を持ち込んだが”(性の)経験がない漫画では伝わらない”と指摘され、”経験”を積もうと努力するが失敗。ユマから子離れできない母親を重く感じたユマは父親を頼るが、すでに父親は亡くなっていていて叔父からユマには双子の姉が居てタイで教師をしていることを知らされ、タイに旅立つ。
主演は自らも障がい者の佳山明が明るく頑張っていて、余計に泣けるが、お涙頂戴の映画ではない。

「惡の華」(19年 邦画)

原作は漫画<別冊少年マガジン>(09年~14年 講談社)だと。主人公の男子中学生が同級の美少女の体操服を盗み、それを同級生の女子中学生(仲村:玉城ティナ)に変態だ、ドクムシだと脅され、ドレイのような扱いを受けるが高校に進学しても忘れられず、地方に住む仲村を訪ねる。
映画評では、中学生から高校生まで演じた主人公役の伊藤健太郎が良かったとあったが、主人公を罵り倒す玉城ティナの強烈な存在感に完全にまいってしまった。主役を張った「地獄少女」「Diner ダイナー」(ともに19年)も好評とのことで、これも見たい。うーん、マゾの気があるのだろうか、サドの美少女に弱い。ただの変態ジジイか。

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