2020年5月23日土曜日

ロバの耳通信「ザ・アウトロー」「ザ・スクワッド」「ザ・ドメスティックス」

「ザ・アウトロー」(18年 米)原題:Den of Thieves

重犯罪特捜隊長(ジェラルド・バトラー)と銀行強盗団のリーダー(パブロ・シュレイバー)のキャラが際立っていてメッチャ面白かった。ラスト近くの対決の銃撃戦は見所だが、ラストで銀行強盗団のリーダーを操っていたボスキャラが明かされたときは、あまりの意外さに唸ってしまった。あまりに面白い映画だと、ああだこうだの感想が出てこない。唸るだけ。

よく似た邦題のトム・クルーズの主演「アウトロー」(Jack Reacher 12米)の痛快さも好きだが、「ザ・アウトロー」の強面刑事ジェラルド・バトラーが妻との離婚と娘との離別に、車の中で男泣きする人間臭ささは、ずっとココロに刺さった。

「ザ・スクワッド」(15年 仏・英)原題:Antigang

パリ警視庁特殊捜査チームリーダーの刑事を演じているジャン・レノがノワールの影を残していい味。”いつもの”復讐劇。今回は、チームの女刑事(イタリアのボンド女優カテリーナ・ムリーノ「007 カジノ・ロワイヤル」(06年)>の色っぽさには脱帽)を殺され、フランス映画らしくないドンパチで大暴れ。防弾チョッキの上からではあるが、近距離から直撃弾を何発も食らってもピンピンしてるなんて考えられないほどのバカバカしさだが、ヒーローは死なないから安心して見れた。

不死身のジャン・レノもこの映画では60をとっくに超えガニマタ歩きの足元は弱っている様子だが、昨年はパチンコ屋さんのテレビCMにも出ていてまだまだいけそう。

「ザ・ドメスティックス」(18年 米)原題:The Domestics

原題の意味不明。こじつけではあるが、domestic,n は召使で複数形になっているからなにかそういう意味かとも思うがよくわからない。>B1爆撃機<だから政府によるものか>で散布された細菌でアメリカ全土のほとんどの人が死に絶えてしまう。<なぜ、そうなったかというのも、全くわからないままに映画が始まった

離婚調停中の夫婦が、生き残ったギャング団と戦いながら妻の実家のあるミルウォーキーに向かうという物語。ギャング団と夫婦たちの銃撃戦が見もの。ただのドンパチだが、人肉を食わされるわ、性ドレイにされそうになるわ、散弾銃で頭は吹っ飛ばされるわのバイオレンスとグロ満載。アメリカ映画らしいといえばそのとおりだが、ちょっとひどすぎないか。

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