
いずれにせよ、男側に耳の痛さやうしろめたさを感じさせるには十分。それともうひとつ、女性大統領が生まれた韓国でさえそうなんだから、女性差別はもとより嫌韓も解決される兆しも見えない日本も、あるいはもっと女性差別の酷いイスラム諸国も、加えて黒人差別が全く改善されない欧米特にアメリカ、カースト制を依然解決できていないインドなどなど、この「差別」は、ずっと変わらないような気がする、人間の本質だから。
「82年生まれ、キム・ジヨン」の主人公はナンダカンダ言っても、小金持ちの家に生まれ、大学にを卒業、無事就職、寿退社で優しいダンナと子供に恵まれているのだ。どこの国でも、こんなの不幸せって言わないだろう。名門梨花女子大卒の放送作家の創作読んで、共感したのはどんな人達なのだろう。
「嫁の遺言」(13年 加藤元 講談社文庫)

初めて接する著者で裏表紙にあった”人間がいっそう愛おしく思えてくる珠玉短編集”とあり、期待して読み進めたが7短編の巻頭「嫁の遺言」がまあ、ほかよりは良かったかな、くらい。著者によるあとがきで、大人向けの「おとぎ話」が書きたかったと、ああ、そうなんだ著者にも「おとぎ話」(ワタシのイメージでは、作り話)の意識があったのか。うん、この作家、次回はパスだな。裏表紙の釣りに騙された気分。
「ナイト&シャドウ」(15年 柳広司 講談社文庫)

アメリカ大統領とシークレットサービスの関係など、雑学知識は増えたが、柳光司のSPシリーズはもういいかなー。
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