舞台となった下関の言葉はワタシの故郷のソレと似ていて、映画のあちこちの風景やセリフにデジャビュを感じてドキリとする。ワタシの時代は、こんなに激しくはなかったとはおもうが、青春の鬱屈に大小はない。時間がたてばなおさらそれが大きく響いたり、掠れて小さくなったりもするが。
雨漏りを受ける洗面器の音、夕立の雨の騒ぎ、競って鳴くセミの声がいい。先週買い替えたばかりのオーディオテクニカのヘッドフォンがウレシイ。エンド・クレジットでは「帰れソレントへ」のギターで思い切り泣かせてくれるが、なぜかこの映画にぴったり。暗い映画館だったら、泣いたかも。辛いとか、悲しいとかじゃなくても涙は出る。
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