2017年3月20日月曜日

ロバの耳通信「リトルフォレスト」

「リトルフォレスト」(邦画 14年 夏・秋編、15年 冬・春編)
年末か年始に、あわせて4時間を一挙放送したものを録画。カミさんと一緒に、雨の日の映画会で小出しに楽しめた。よかった。

描いたのは田舎で一人暮らしをするいち子の食生活・・のはずだったのだが、四季にメリハリをつけられた田舎の風景に負けた。田んぼや森がこんなに美しかったのだとあらためて気付く。

五十嵐大介の同名の原作(02年~講談社漫画雑誌に連載)では、味わい深いイラストと洒脱な文章がが楽しかったのだが、この映画ではいち子(橋本愛)の表情が暗すぎ。田舎で一緒に暮らしていた母親に出て行かれ、一人暮らしを余儀なくされるというスジだから、いつも思い詰めているような表情の橋本愛は適役なのだろうが、おいしいものを口にしたとき、ホッカリするような表情くらいしてほしい。個人的にはいち子の友人キッコ役の松岡茉優のほうが良かったかな。

ラストのいち子が神楽を一心に舞うところで、なぜか涙が出そうになった。なぜだろう。

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