2018年3月12日月曜日

ロバの耳通信「シェイプ・オブ・ウォーター」

「シェイプ・オブ・ウォーター」(18年 米)

アカデミー賞のノミネート作品ということで期待。YouTubeの予告編、wikiをチェックし動画サイトのアップロードを待っていた。この季節、まだインフルエンザは怖いから人混みの中には行きたくない。近年、新作の動画サイトへのアップロードも早いし、もともと混んでいるところが嫌いということで、動画サイトでチェックして気に入ったら映画館へという習慣になっているから、あれほど足繁く通っていた映画館もこのところずっとご無沙汰。

「シェイプ・オブ・ウォーター」は口コミサイトで星4つ。期待はさらに高まった。予告でも暗い、照明が暗いのとストーリーも、というのがわかっていたから、週末の遅い時間にテレビも消して照明も落として見たのに、だ。

なんだコレ。おかしな中年女と半魚人のラブストーリー。この中年女が口がきけないちょっと気の毒な人、半魚人は軍事に利用され迫害されるというこれも可哀そう設定なのだが、必然性のないイヤラシイシーンやストーリー展開のいいかげんさに途中から辟易。さらに揚げ足取りをすれば、画面が暗い(ホラーじゃあるまいし、まあ、半魚人が出るからホラーともいえるのか)、主人公役のサリー・ホーキンスなんて一番キライなタイプだし(まあ、個人的な趣味ではあるが)、半魚人も昔のB級映画のソレだし(なんとかならなかったのかぁ)などなど。キライだと思うと次から次に気に入らないところが思い出される。好きな女性は髪から足の先まで好きになってしまうような、そんなことか。

監督が自分で原作を書き、社会的弱者への差別など多くの社会問題の提起をした作品だと。ふーん、オスカーもこんなものか。

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