「肩ごしの恋人」(04年 唯川恵 集英社文庫)
裏表紙カバーのウリ文句に「圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作」とあり手に取ったが、どうしても相いれない。これが直木賞かと首をかしげながらも、読書メーターをチェックしたら女性読者の支持を集めて星4コ。ドラマ化もされて韓国映画でも好評だと。所詮、本は好き嫌いか。嫌いだ、これは。グダグダ書くのはやめよう、この作家の本を読まなくても、読みたい本は山のようにあるのだから。
「55歳からのハローライフ」(14年 村上龍 幻冬舎文庫)
村上を見直してしまった。長編恋愛小説もどきの「心はあなたのもとに」(13年 文春文庫)ではあんなに鼻もちならなかった「こだわり」がこの中編集では、老いの入り口に立ち「再出発」を願う主人公たちの矜持となって読者に直接訴えてきた。まいった、村上はすごい。
やっぱり、似た名前の「13歳のハローワーク」というのがあるらしい。やっぱり、としたのはずいぶん前に話題になったからで、結局読まず仕舞いだった。コンド読んでみよう。うーん、でもね。「心はあなたのもとに」みたいに、また裏切られるのも嫌だなー。
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