2018年10月13日土曜日

ロバの耳通信「タイタン」「ウォーロード/男たちの誓い」

「タイタン」(18年 米ほか)

このところ台頭著しいネットフリックス( Netflix)米オンラインDVDレンタル及び映像ストリーミング会社の作品。日本のDMMかGYAOといったところか。面白い作品も多いのだが、「タイタン」を見るとやや粗製乱造といわれてもしょうがないんじゃないか。

人口過剰で土星の惑星タイタンへの移住を進めるために、タイタンの過酷な環境に適合できるようにボランティアの人体改造を試みるが、改造されたボランティアがバケモノになってしまうというなんともハチャメチャSF。原作がイイカゲンなのだろうが、改造された男に拒絶反応がでてきたところぐらいから、今まで何とか付き合ってきた話のスジが崩れ、ラストに突然改造マンがタイタンに降り立つ。これで、人類のタイタン移住のプロジェクトの本格稼働というハッピーエンド、なんだこれは。主人公に「ターミネーター4」「アバター」(いずれも09年 米。「アバター」では主人公ジェイク・サリーで一気に有名になった)サム・ワーシントンをもってきたが、うーん、とにかく表情がない役者。テレビシリーズでは頑張っているらしいけれど。

「タイタン」で消化不良になったから、何度目かの「ウォーロード/男たちの誓い」(07年 中国・香港)を口直しに。何度みても面白いのは、史実に基づいた丁寧なストーリー展開に加え、大ファンのジェット・リーとアンディー・ラウが出ていて、極めつけは女優シュー・ジンレイが美しいから。役柄、薄汚れボロをまとっているがなんともいえないくらいだ。若い頃のチャン・ツィイーにもまいったが、この中国女優の美しさは類をみない。

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