Gyaoでこの映画を。最近のGyaoのがんばりがすごい、タダでたくさんの映画が見れる。PCでもスマホでも。いい時代だなー。100円札を握りしめ、3本立てに通った頃がなつかしい。
鈴木保奈美の最後の主演ということでずっと見たかった作品。オープニングからなんだか違うなと思って気を付けて見ていて、後でチェックしてわかったのが撮影が(やっぱり)日本人ではなかった。原作も、助演の男優も。30半ばの鈴木保奈美は期待通り。盲目の、焦点が定まらない瞳の表情がいい。キレイとも美しいともちょっと違うが、十分に魅力的な女優。スイスからの留学生と京都に住む盲目の女性の恋愛モノ。出来すぎのストーリー設定だが、原作がこうなっているからしょうがない。留学生が卒業論文審査で枝葉末節の日本語の誤りを指摘され、憧れの日本の印象を台無しにされるというシーンは、外国人の日本への偏見や差別を感じて気分は良くなかったが、外国人が考える日本人なんて所詮それが本音なのだろうとも思う。恋愛モノだから、もちろん、別れのシーンで終わる。
鈴木保奈美は「東京ラブストーリー」(91年~ テレビドラマ)以来の大ファン。放送時の頃は仕事で日本とアメリカを行ったり来たりで連続テレビを見ることもなかったが、95年頃だと思うが、台北の秋葉原のようなところで、VCD版(DVDの前は映像をCDに録画されたものをパソコンなどで見た、おもに中国、台湾で普及)のセットを買って、繰り返し見た。明るい帰国子女赤名リカ役の鈴木保奈美が同僚の永尾完治役の織田裕二に「カンチィ」と呼びかけるシーンは今も鮮明に残っている。ちなみに、彼らと三角関係になる織田の同級生役が保母関口さとみ役の有森也実も楚々とした感じで良かった。
当時はカネボウ化粧品のイメージガールとしても売っていたことから日焼けした鈴木の水着姿はメに焼き付いている。
最近ではNHK-BSの連ドラ「主婦カツ!」(18年~ )で元気のいいパートタイマーを演じたが、さすがに52歳。「東京ラブストーリー」の時の挑むような眼差しは求めようもないが、いまも魅力たっぷりのオバサンではある。
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