「リベンジ・リスト」(16年 米)

太目のジョン・トラボルタが殺された妻の仕返しをする物語。仕返しされる悪い奴は、ギャング、汚職警官はては市長。原題の I Am Wrath は、ギャングにお前は誰だと尋ねられ、
「俺は憤怒」だと答えるシーンから。元工作員という設定で、めっちゃ強いから安心して見ていられる。ギャングがワルなのは当たり前にしても、市長やら、警官が本当ワルという設定はアメリカ映画に意外に多い。この映画がメジャーの配給じゃないのは、こういうことが当たり前のことなのかと勘繰ってしまう。
「リベンジ・リスト」でギャング役で出演しているルイス・ダ・シルバ・Jrの存在感がすごい。いかにもワルモノという感じの憎々しさは、一度見たら忘れられない顔。
ジョン・トラボルタ、まだ生きていたかと思ったくらい久しぶり。
「サタデー・ナイト・フィーバー」(77年)、
「グリース」(78年)を見た世代だから、アンチャンのダンサーのイメージが強いが、
「パルプ・フィクション」(94年)、
「ブロークン・アロー」(96年)
、「ソード・フィッシュ」(01年)、
「オールド・ドッグ」(09年)、
「キリング・ゲーム」(13年)など、ずっと見ている。ほぼ同じ世代だから、近年のワル役とかも、共感を感じながら楽しんでいる。頑張れジョン。
「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル」(11年 米)

すごい題をつけたものだが原題 The Son of No One のほうがずっといい。でも、
「誰かの息子」じゃ映画の題にならないか。
贔屓の引き倒しのような警察機構、殺人、濡れ衣、隠蔽、脅迫とワルが考えることは全部出てくる。ニューヨークの警官の息子に生まれた警官役の主人公チャニング・テイタム(
「ローガン・ラッキー」(17年))、上司レイ・リオッタ(いつものワル)、警察トップ役アル・パチーノは主人公の亡父の同僚、主人公の幼友達役トレイシー・モーガンなど、これ以上はないキャスティング。
ストーリーが進むたびに、妻と病気の娘を持つ主人公は追い詰められてゆく。映画に入り込んでいると、自分が追いつめられた気分で、息苦しくなってくる。最後まで救いはない。
なんて映画なんだ。エンターテインメントのつもりで見てると酷い目に遭うぞ。何かを学んだりする映画でもない。窓もない暗い部屋、狭くて、湿っていて、イヤな匂いのするところに押し込められた気分になるぞ、この映画。
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