2019年11月17日日曜日

ロバの耳通信「ジョーカー」「ダイバージェント」

「ジョーカー」(19年 米)


テレビCMのジョーカーの顔がキモイ。映画雑誌の紹介でもバットマンの仇役のジョーカーの生誕のなんだらかんだらと書かれていたのだが、全然違っていた。

舞台は薄汚れたゴッサムシティー。汚いアパートで認知気味の老いた母親と暮らす、”突然笑いだすという持病”に苦しみながらも、貧乏暮らしからなんとか浮かび上がろうとするコメディアン志望の中年男をホアキン・フェニックスが好演。終わってみてもただ気味の悪さと不快感だけが残っただけ。こんな映画、誰が見るというのか。

このあいだ発達障害についての特集番組をテレビで見て、突然この映画のことを思い出し、ああ彼は発達障害だったのかもしれないと。だとすると、この描き方は酷い。出口がないじゃないか。偏見をさらに煽ってどうするのだ。


スコセッシ監督「タクシードライバー」(76年 米)の狂気を思い出した。

「ダイバージェント」(14年 米)

封切り時の予告編でチラッと見ただけだが主演女優(シェイリーン・ウッドリー)がゼンゼン好みじゃなく、まあ、嫌いなタイプだったから結局見ず仕舞い。市場ではそこそこ当たったのか、「ダイバージェントNEO」(15年)、「ダイバージェントFINAL」(16年)とシリーズ化されていることを知ってはいたが、「ハンガー・ゲーム」シリーズ(08年~ 米)、「トワイライト」シリーズ(08年 米)など、ヤングアダルトもので期待外れが多かったのでこの「ダイバージェント」も敬遠していた。
最近やたら頑張ってるGyaoで見つけ、雨降ってるし、まあ、ほかに見るものもないしと。Gyaoらしくなく画質も良くて、結構面白かった。「結構」とつけたのは、前半の丁寧な作りに比べ、後半の脈絡のなさと雑さが気になった。しかも、終わり方が中途半端だったから、続編狙いがアリアリ。ハンス・ジマーの音楽が良かったから、ま、いいかと。また、雨が降ったら、続編、見てみよう。

雨の日が続き「ダイバージェントNEO」(15年)、「ダイバージェントFINAL」(16年)を見ることになった。「NEO」は、オリジナルの延長のダラダラ。相変わらず先が見えず。「FINAL」は、ストーリー展開の無理もあったものの、ラストの見せ場も作り3作の中では、最も面白かった。しかし、最後の最後にボスキャラがVRで登場。ああ、そうだワルのボスは放置されたままだったのか。ということは、まだ続編出す気か。

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