2019年11月8日金曜日

ロバの耳通信「いわさきちひろ展」

「いわさきちひろ展」

ずっと見に行きたかった「いわさきちひろ」。安曇野ちひろ美術館は遠い。石神井の常設展ならなんとか行けるかと考えているうちに通勤定期のない暮らしになってしまい、東京に出るのも億劫に感じていた。近くでピエゾグラフの「いわさきちひろ展」をやってるということで出かけてみた。約50点の水彩画に感動して、帰ってからピエゾグラフって何かと調べたら、スキャナーと高精細プリンターによる一種の複製らしい。水彩画用の紙の質感も、絵の具のにじみも全く本物との見分けはつかなかった。とにかく、行きたいと思っていた長年の夢がひとつ叶えられて、よかった。

展示会は、照明が黄色味ががっているうえ、額のガラスに反射してかなり見にくい場所もあったから、複製ならガラスを外して見せて欲しかったかな。
午前中のお昼近くという中途半端な時間だったせいか人もほとんどいなくてゆっくり楽しめたが、途中一か所、中年の女性二人連れが長々と、しかも声高で話していてそれが気に障った。静かにねとか言う勇気もなく、スルー。少し若い頃なら、人差し指を口に当てて注意を促すなり、立ち話なら外でやりなよ、とか絡んだりしたのだろうが、そんなことをしても不快感が自分に残るだけで、何も良いことはないどころか、下手をすれば逆上されてせっかくの「いわさきちひろ展」の思い出をオジャンにしてしまうことを恐れ、しっぽを巻いて逃げた。

隣のホールで、安田菜津紀の写真展「世界の子どもたちと出会って」を開催していて、入り口から何点かの作品が見えたのだが、結局中に入ることはなかった。絵画も写真も、ワタシは好きなのだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿