ずっと楽しみにしていたシュワちゃんとリンダ・ハミルトン(サラ・コナー)の復活。「ターミネーター2」(91年)の続いてのジェームズ・キャメロン原作・製作の「正統派」ターミネーターだと聞いていたから。
製作費200億円超えの「正統派」はやっぱり迫力が違うな。時代の行き来とかヒトに化けられるロボットとか相変わらずの荒唐無稽のストーリーにVFXだらけの冒険活劇なのだが、顔なじみのキャスティングの活躍にいつのまにか手に汗握っている自分。もう、いい歳なんだから、と自分でも思うのだが「エイリアン」や「バイオハザード」シリーズで夢の中を生きてきたジジイにとって、顔なじみの活躍ほど嬉しいことはない。
ジョン・コナーが死んだことで、すっかり変わってしまった別の未来から送られてきたターミネーターが探していたのがメキシコ女のダニエラ。ダニエラが未来のAIと闘う人類のリーダーで、未来から送られたターミネーターからシュワちゃんとサラが強化型兵士役(ナタリア・レイエス)とともにダニエラを守るという役。
シュワちゃんも、今回初登場の美人強化型兵士も死んでしまったけれど、ダニエラ役のハリウッドではほぼ無名のコロンビア女優ナタリア・レイエスが頑張っていたし、ラストがサラとダニエラが新しい旅に出るというところで終わっていたから、続編を大いに期待。無敵のサラ(リンダ・ハミルトン)、まだまだやれそうで楽しみなんだけど今年63歳だと。うーん。
「ザ・タンク」(17年 米)原題:The Tank
火星探索の訓練として、南極の隔離施設で471日を暮らした6人の物語。なぜ南極なのかとか、どんな居住施設なのかとかギモンは多いのだが登場人物も少なく、映画向きの話、まあいいか。衣食住保証、たぶん多めの報酬もあるとすれば、たいした仕事もなさそうだし、結構憧れの生活か。食事や暮らしのディテールを描いていないから、見てる方は退屈。
予想通り、人間の最大の敵は人間。みんな段々おかしくなってゆき、最終日にひとりが完全に狂い暴走。南極の荒天のため救出が遅れることになり、5人が死亡。最後のひとりが息絶え絶えになった時に、救出。と、これも予想通り。後半に停電になって酸素が足りなくなるというシュミレーション実験くらいから少し緊張したシーンもあったが、映画全体はダラダラ感、時間のムダだった。
TANKに生活あこがれたりする。昔話;海外出張の帰り、同じフライトの乗客に伝染病が出たからと、成田の検疫所の隔離施設で2週間過ごした友人の話では、プライバシーがないことだけが不満だったらしいが、仕事に追っかけられることもなく、三食昼寝つきの”いままでにない、良い休暇だった”と聞き、羨ましく思ったものだ。
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