2020年11月15日日曜日

ロバの耳通信「ジェミニマン」「ハウ・トゥ・エスケイプ?」

「ジェミニマン」(19年 米)原題 Gemini Man

国防省お抱えの伝説のスナイパーが引退を告げたとき、自分のクローンに狙われるハメに。アクション映画は大好き。主演のウィル・スミスは好きだし、共演のメアリー・エリザベス・ウィンステッドはメッチャ好みだし、配役も豪華。ブダペストのロケも素晴らしいし、製作費の約2億ドルも近年なかなかないお金のかけ方なのに・・面白くなかった。原作が面白くないのか、脚本が悪いのか、この手の作品でよく感じる、「また、見たい感」がゼロ

wikiによれば、本国での公開後まだ2カ月強しかたっていないものの、スゴイ赤字だと。確かに、予告編も冴えない。スゴイ広告宣伝費をかけたとあったけれども、要は見たヒトが少ないってことでしょ。
コロナやインフルが流行っている寒い時期に映画館に行くには、結構強い理由が要るよね。例えば、ネットや映画雑誌などでの前評判がすごくいいとか、よく知っているヒトのお勧めとか、好きな監督やお気に入りの俳優が出てるとか、いいシーンの繰り返しテレビCMとか。でなければ、寒い中、入場料や交通費かけて行こうって気にはならないよね。ワタシの個人的な好みは別にしても「ジェミニマン」って、なんで売れていないのだろうね。

「ハウ・トゥ・エスケイプ?」(12年 米)原題:Detour

土砂崩れで埋まってしまった車に閉じ込められた男がどうやって脱出するか。うーん、工夫を凝らし結局脱出に成功するのだが、いつまでもバッテリー切れにならない懐中電灯を持っていたり、道具もいろいろ持ってたり、なんだか出来過ぎていてつまらない。
なんでこの手の映画、ハッピーエンドで終わるんだヨ。ひとつぐらい、どうあがいても、出られずに飢えや渇きのため絶望に泣かせてフェードアウトとか、そういう映画にしてくれないかな。

この映画をパクったような韓国映画(「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」(16年))もあった。有名スターのハン・ジョンウのおかげか韓国では大ヒットとのことだったけれど、ワタシにはこっちもつまらなかった。

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