2020年2月25日火曜日

ロバの耳通信「スティーヴ・ライトフット」

「スティーヴ・ライトフット」Steve Lightfoot(英国出身のテレビ脚本家、制作者)

スティーブにはまってしまった。

「ハンニバル」シリーズ(14年~ 米テレビ)はハンニバル博士のキャラクターこそ
 Red Dragon, Thomas Harris に依っているものの、テレビシリーズ化に当たっては、スティーブが原作なしで脚本を起こしているというからほとんど作家並みだ。ストーリーは犯罪ポロファイラーが犯罪現場をアタマの中で再現し犯人捜しをするというもの。ハンニバル役をマッツ・ミケルセン、FBI行動科学課ヘッドをローレンス・フィッシュバーンと要所には有名役者を配しているものの、ワキ役にほとんど無名の俳優を揃えたのがテレビドラマらしい。いつも代り映えのしない配役による着せ替え人形会のような近年の映画に比べ、ずっと見ごたえがある。

「パニッシャー」シリーズ(17年~ 米テレビ)はアメリカンコミックの実写版で、妻子を犯罪人に殺された復讐モノ。同じくスティーブの脚本。主役の私刑執行人役がジョン・バーンサル。独特の風貌で多くの作品に出ていて、すぐに気づく(「フューリー」(14年 米)では錚々たる配役の中でも存在感のある戦車兵役を演じていた)。

いずれも、連続テレビドラマなのでいつもいいところで終わる。無料動画サイトではひとつづつ見るしかなく時間がかかったが、週末のお楽しみにしていた。スティーブの手による米テレビドラマはあと何作かある様子なので、そのうち出てくるかなと期待。

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