「プリデスティネーション」(14年 豪)
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人間は自分が納得できないことを突き付けられると、そこで思考が固まってしまうのだ。パソコンのプログラムに論理の一致しないところがあれば、そこでストップするか演算を延々と繰り返し、ついには発熱して故障してしまうのに似ている。
ハイラインの小説のように時空の旅が普通にできるなら、まずは自分の黒歴史を修正したいと思うが、その結果、今が修正前より良くなるかどうかはなんとも言えない。所詮、今は過去の積み重ねではあるが選択肢は無限にあったに違いないのに。
映画の原題のpredestinationはシソーラスだと「決められた場所」つまりは「運命/宿命」の意味。映画では謎のバーテン、実は時空警察官、さらには爆弾魔の役がイーサン・ホーク。豪女優のサラ・スヌークの役が元は女の男だったりでココも混乱するところだが、サラ・スヌークは目が好きじゃない。
「ハンター」(11年 豪)
ウィレム・デフォーがオーストラリアで幻のタスマニア・タイガーを追う渋いハンター役で好演。タスマニアの大自然を背景にしたサバイバルストーリーと思いきや、前任者が謎の死をとげたり軍事産業がらみで別のハンターに狙われることになったりで、緊迫のミステリーを楽しめた。サム・ニール(トム・クランシー原作の「レッドオクトーバーを追え」(90年 米)ほか多数、実はワルモノーの役が多い)も出ていたがカゲ薄かったかな、まあいつもそうだけど。大好きデフォーの一人勝ち。
「デッドマン・ダウン」(13年 米)
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