2020年6月6日土曜日

ロバの耳通信「ジャージー・ボーイズ」「スニーカーズ」

「ジャージー・ボーイズ」(14年 米)原題:Jersey Boys

浸りたい時にはミュージカルと決めている。元気を出したい時、泣きたい時、気持ちよくなりたい時、スカッとしたい時とか。最近は映画館に行くことも殆どなくなって、もっぱらノートPCか寝る前のスマホの中のネット動画のお世話になってる。ネット動画の良いところはほぼタダなこと、トイレや寝落ちで中断したら少し巻き戻して都合の良い時に、切れ目なく見ることができること。大画面じゃなけりゃとか思うこともあるが、インフルやらコロナやら命を犠牲にするほどの事じゃない。

とにかく、浸りたいときはミュージカル、ということで今回はこの映画「ジャージー・ボーイズ」。60年代に流行った米ロックグループ「フォー・シーズンズ」の伝記映画で、監督がクリント・イーストウッド。原作は同名のブロードウェイミュージカルだというが、もはやブロードウェイの舞台を見ることなどおよびもつかなくなったのは残念。帝劇で日本版のミュージカルもやったようだけれど、60年代のヒット曲を日本の歌手で聞いてもなんだかこそばゆく思うだけだと思うから行く気も起きなかった。ブロードウェイミュージカルを日本人がやってもつまらないこに身をもって懲りたことが何度もあるからね。その意味では、ワタシは間違いなく<洋物カブレ>

出だしの「シェリー」や、山場での「君の瞳に恋してる」やら、「懐かしのメロディー」にたっぷり浸ることができた。良かったよ。

「スニーカーズ」(92年 米)原題: Sneakers

コンピューターハッキングを題材にしたクライム映画。ロバート・レッドフォードの主演ということから、古~いアクションを予想し、見始めたらコレが目を離せないほど面白かった。こういうときの気持って、海岸を散歩していたら思いかけず砂の中から金貨、はオオゲサだがなんだかすごく得した感じ。古い映画を動画サイトで漁る楽しみってあるね。

画像こそ古いものの、ハッキングとか、迂回通信とか今から考えたら約30年も前とは思えない技術が明かされていて楽しかった。また、シドニー・ポアチエとかダン・エイクロイド、リバー・フェニックスとか個性あふれる役者を配したグループを組んでワルの巣窟に侵入するなんてのは、「七人の侍」(54年 邦画)や「スパイ大作戦」(66年~ 米テレビシリーズ)のパクリだが、映画全盛期の時代だからこんな豪華な配役もできたのだろう。
ロバート・レッドフォードの恋人役で出ていた当時30代後半のメアリー・マクドネルがなんとも色っぽくて良かった。今の若すぎる女優とはゼンゼン違うタイプの”アメリカの明るいオバサン”の感がメッチャ好き。



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