2020年10月3日土曜日

ロバの耳通信「半島」「エリザベス∞エクスペリメント」

「半島」(20年 韓)原題:반도 Peninsula


韓国ゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」(16年)の4年後という設定の続編ーということになっていたが、ゾンビがゾロゾロ以外に脈絡はない。相変わらずの思いっきり汚いゾンビが走って追いかけてきてキモさ倍増。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」では、ゾンビだらけのソウルから逃げ出したが、今回は釜山からフェリーで東京に向かう。なぜか途中から香港へ進路変更(ワケは明かされないが、政治的な含みありや・・)でストーリーの始まりは香港。4年前に韓国国内に残された多量の米ドルを回収に香港から再びゾンビだらけの韓国に戻る。見せ場はカースタント。ストーリーはとにかく、CGの出来が最高。

主演のイケメンのカン・ドンウォンがやたら格好良くてまいった。若くない(今年40歳)共演のイ・ジョンヒョンの存在感がスゴイ。何となく似ている気がする大好き綾瀬はるかとダブってしまった。それにしても韓国映画の子役はうまい。ただのゾンビ映画なのに最後に子供をダシにして泣かせようとするなんてズルいぞ。韓国では新型コロナウイルスの最中にも大ヒットだったらしい。

「エリザベス∞エクスペリメント」(18年 米)原題:Elizabeth Harvest

大金持ちのヒヒジジイ、ヘンリー(キーラン・ハインズ)が若くして死んだ妻のクローンのエリザベスを作るというSF。クローンゆえに先天性の疾患があり、作っても作っても死んでしまうエリザベスだが、ヘンリーは意のままに育て、愛で、殺すことに快感を感じるようになってしまう。エリザベスにねこなで声を使う怪優キーラ・ハインズの気味悪さがハンパない。

映画評ではエリザベス役のオーストラリアのモデルのアビー・リーを”完璧な美貌と肉体”と褒める声が多い。アビー・リーはファッション・モデルとしても、女優としても「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(15年 豪)など多くの作品で活躍しているが、個人的にはゼンゼンダメなタイプ。「マッドマックス」「キング・オブ・エジプト」(16年 米)でも感じた<ココには書けない>いくつかの気に入らない印象があって好きになれていない。

映画そのものはSF作品の常で、脈絡のない終わり方。ラストが気になり最後まで見たがやめときゃよかった。

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