2020年8月22日土曜日

ロバの耳通信「ジェイソン・ボーン」「白い闇の女」

「白い闇の女」(原題: Manhattan Night)(16年 米)

マンハッタン在住で人探しが評判の新聞記者ポーター(エイドリアン・ブロディ)に、変死した夫の死因を調べてほしいとのパーティーであった女キャロライン(イヴォンヌ・ストラホフスキー)の依頼。女のマンションに連れていかれ、結局色仕掛けに落ち女のいいなりに。

記者が調べてゆくうちに、傷害事件で下腹部を刺されて不能者になった新聞社のオーナーやら、幼い頃に義父に性的関係を強要された女やら、私生活のすべてを撮影してメモリーカードで保存していた映画監督やらがわらわらと出ては消え、結構複雑なプロットにしているが、結局のところ記者はキャロラインのことを外科医の妻リサ(あの「フラッシュダンス」(83年 米)で素晴らしいダンスを見せてくれたジェニファー・ビールス)に知られや可愛い子供たちとも別れるハメに。

なんといってもキャロライン役の当時34歳の豪女優イヴォンヌ・ストラホフスキーが色っぽい。普通の男なら堕ちるだろう。記者ポーターも一旦はキャロラインに別れの言葉を言いつつも、ストーカーのように遠くからキャロラインを見つめていた。まあ、わかるよ。男はどんなことがあっても懲りないんだよね、こういう女に出会うと。

「ジェイソン・ボーン」(16年 米)

面白い映画がないかとYouTubeの予告編めぐりをしていて、コレに当たり結局動画サイトで探してまた見てしまった。うーん、やっぱり面白い。マット・デーモンがいい。何度か見た作品なのだが、また最初から見るハメになってしまった。「ボーン・アイデンティティー」(02年)、「ボーン・スプレマシー」(04年)、「ボーン・アルティメイタム」(07年)、「ボーン・レガシー」(12年)と前作に4作もあるし、来年には続編も出るらしいから心待ちにしている。5作のうち、「ボーン・レガシー」はジェレミー・リー・レナーが主演だったからスピンオフの感。なによりも、記憶を失った「スパイの哀しみ感」アリアリのマット・デーモンの主演じゃなかったから、ただのアクション映画になってしまった。といっても、これはこれでメッチャ面白かったから、ゼンゼンOKなんだけど。とにかくこのシリーズが面白いのは、スピード感と音楽。何度も見てるのに次はどうなるんだろうというのもオカシイが、見るたびに感じるドキドキ感は半端ない。

シリーズの中で記憶に残っている女優がジュリア・オハラ・スタイルズ「ボーン・アルティメイタム」「ジェイソン・ボーン」でCIA情報官ニッキーを演じている。こういう派手なアクション映画には不似合いの、腫れぼったい目をしたフツーの女性なのだが、忘れられない顔をしている。
「ジェイソン・ボーン」シリーズでは、「ジェームス・ボンド」(007シリーズ)や「イーサンハント」(ミッション・インポッシブルシリーズ)とは異なり、女優のポジションが高くない。だからジュリアは美人でもないのにかなり得しているよね。

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