「刑事ヴァランダー」シリーズ(08年~ 英テレビドラマ)原題:Wallander
陰鬱な北欧の風景と陰惨な事件、ジワジワと犯人を追い込んでゆくところなどが面白く”他人の不幸は蜜の味”とシリーズを楽しんできた。「シリーズ4」では、刑事ヴァランダーが遺伝性の糖尿病に苦しみ、アルツハイマーを発症。時々、自分がわからなくなり不安の中に身もだえする姿が痛々しい。
コロナ禍の真っただ中の暮らしの中で出口の見えない不安と焦燥は止むことはないし、自分だけじゃないのだろうが、持病の悪化、アルツハイマー症の心配、家族の悩みなどなど、よくこんなに多くの不安の嵐の下で生きていられるものだと自分でも呆れるほど。過去を思い出してみるとずっとこうだったし、悪いことばっかりでもなかったかなとも思い、いままで何とかなってきたのだからと自分を騙し騙し、能天気を続けている。
これから雨風が強くなると。予定していた買い物兼散歩に行けないなとか考え何度も窓から外を見ている週末の午後。
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