「ピエロがお前を嘲笑う」(14年 独)原題:Who Am I - Kein System ist sicher
ハッキングが得意の奥手の青年が仲間と一緒にあちこちのサイトに侵入してイタズラをしているうちに、サイバー空間にいるMXと名乗るボスキャラと出会う。MXはサイバーマフィアと呼ばれているホンモノのサイバーテロリスト。とあることから警察に協力しMXの摘発を手伝うことに。
サイバー空間でのハッカー同士のやりとりを、地下鉄車両内の乗客の会話に例えていてハッキングやサイバー内での抗争、トロイの木馬などいままで良く理解できなかったことが、メからウロコ感。ドイツ連保警察ネットへの侵入(ゴミ捨て場から個人情報の入手)、ユーロポールネットへの侵入(忘れものを取りに戻る見学者のフリをして食堂テーブルの下に、ニセFiFiサーバーの設置)、二重構造にしたトロイの木馬のシクミなど新しい知識を得ることができた(気がする)。
ラスト近くで、数度のドンデンガエシがあり、”ワタシが負けました”とお手上げ感を味わいつつ”見事に騙された快感”に浸った。久しぶりの感動。これだから映画はやめられない。トリックがわかったから、また最初から見ることにしよう。
この映画、14年公開だけれどもスマホは使われていない。登場するコンピュータはデスクトップとノートだけだが、古臭さは感じない。この数年のハードウェアの更新は小型化だけなのかもしれん。うん、細かいことはどうでもいいか。とにかく面白かった。
トロイの木馬、知りませんでした。勉強になりました。
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