「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(21年 米)原題:Venom: Let There Be Carnage
「ヴェノム」(18年)の続編。トム・ハーディの大ファンで、もしかしたら続編のほうが面白いかもとの淡い期待、アテにはならないが映画雑誌などで結構高評価ということから、相性の悪いマーベル・コミックのスーパーヒーローだけどまあ見てみるかと。やっぱりダメだった。本編もどこが面白いがわからず途中で放棄した記憶があったが、この続編も途中早送り。凶悪殺人鬼役のウディ・ハレルソンだけはいつものキャラで面白かったが、なにせ架空の生物ー宇宙からの共生体ヴェノムとその変位体カーネイジ(原題はココから。元の意味は殺戮者)がスクリーンいっぱいに暴れまわるCGだらけの映画だから、正直な感想は”こういうハチャメチャにはついていけん”。
自動車窃盗を生業にしている男(シーモン・ベリエル)が盗んだ車の持ち主の国際金融会社の女社長から仕返しされ相棒を殺されてしまう。男はその女社長に復讐すべく詐欺師、爆破のプロ、金庫破りのプロを雇い、国際金融会社の地下金庫から60億円を奪うというスジなのだが、この映画のウリはハラハラする予想外のことに対し、いわゆるプランBで対応してゆく展開。娯楽作品としては当たり前なのだろうが、まさに予想外の展開にドキドキ感が抑えらずクギ付けになった。
いかにも北欧系、インテリ風マスクのシーモン・ベリエルが良かった。タブーな兄妹愛を描いた「妹の体温」(15年 ノルウェー)の兄役も良かった。
原題にJönssonliganとあるがシリーズ作品らしく、探索中。普段あまり見ることのないスェーデン映画だが、これは気に入ったよ。
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