「インフィニット 無限の記憶」(21年 米)原題:Infinite
前世の記憶を持つ人々の”インフィニット”は、記憶を能力や知恵として市井の人々のために使おうとする“ビリーバー”と、記憶を呪いと考える“ニヒリスト”とがバトルするというSFアクション映画。日本刀で戦ったり、アンコールワットや妖しい坊さんがでたりというエセ東洋思想モドキで、何か深淵なモノを分かったフリをするスジは、昨今の映画のみならずゲームなどにも蔓延しやたら鼻に付くのだが、戦闘シーンは興奮するし、ビリーバーのリーダー役を演じるマーク・ウォールバーグがいつものハードマッチョぶりでまあ、面白かったかな。こんな新作をAmazonPrime:月500円のサブスク動画で見ることができるのは嬉しい限りだが、こういうグラフィックいっぱいのSFはやっぱり映画館で大音響を楽しみながら見たい。早く、コロナ収束しないかな。
「ゼロ・ダーク・サーティ」(12年 米)原題:Zero Dark Thirty
CIAの女性分析官(ジェシカ・チャステイン)が13年に渡る活動により9.11の首謀者とされているウサーマ・ビン・ラーディンの所在を探し出し、この殺害に成功した米軍特殊部隊を描いたもの。実話を元にしたフィクションと言うことだが、ビン・ラーディン殺害までの分析官の執念や、特殊部隊による夜中の急襲作戦は手に汗握る面白さ。
原題は軍隊用語で”だれもが寝静まっている時間<午前0時30分>、夜中の急襲作戦を指すらしい。
本作でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したジェシカ・チャステインが自ら製作・主演を務める新作「355」(原題 The 355)が封切られたらしい。うーん、見たい映画にキリがないが、監督が「X-MEN:ダーク・フェニックス」のサイモン・キンバーグだというから見逃せない気がする。
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