「きみはいい子」(14年 邦画)
キャッチが ”抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。”親による子どもの虐待がテーマ。自らも幼い頃に虐待されていて、娘の虐待をやめられない母親役の尾野真千子がハマっていた。この女優、メが怖くて好きじゃないが、役者としては最高だったんじゃないか。あと、この映画の見どころは、たくさんの子役。みんな、すごい。虐待を受けるコや、いじめっこや発達障害の役、みんな、みんなオトナの俳優たちよりずっと良かった。小学校の先生が欠席した生徒の家に息せき切って走ってゆきドアをたたくラスト。どんな意味があったのだろう。ググっていろんな方の考えを尋ねてみたが、どれも納得できず。
見始めて、思い出した別の映画ー「母さんがどんなに僕を嫌いでも」(18年 邦画)。同じ児童虐待がテーマだったが、こっちの母親役が吉田羊。前にどこかで書いたので、悪口を繰り返すのも良くないだろうが、この映画の役にゼンゼン合ってなくて失望。こっちもすごくいい映画だったのに。二つの映画で共通しているのが、母親業の難しさと、辛い子供も誰かに優しくされることで救われるということ。
イロイロあったワタシにも、なんでも許してくれて、いつも優しかったバアチャンがいた。優しくされた思い出で、その何倍もあった辛いことに耐えられたと思う。これからでも遅くはない筈、誰かに優しいジジイでありたい。
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