下馬評の良かった新作映画3本をチェック。雑誌やネットの前評判の割に満足感ゼロの3戦3敗。それぞれに本当は面白い作品なのかもしれない。
下がる様子のないコロナ感染者数、武器をよこせと叫んでいるばかりのどこかの大統領、予想よりずっと上がっている物価に将来の不安。この数日のトップニュースは北海道の観光船の事故。身内を失ったと誰かが泣いていて、観光船の会社の社長が殺人者と誹謗されている。そんなこんなで不安が先に立ち、ワタシの気持ちはすっかりメゲている。ネット動画なんて見てる場合かとも思うが、悪いことばっかりじゃ一層メゲてしまうから。
「THE BATMAN-ザ・バットマン-」(22年 米)原題:The Batman
バットマンの映画もそろそろタネ切れかと思っていたところに、動画サイトの予告編。暗い画面に重低音の音楽。雰囲気は嫌いじゃないけど、暗すぎ。バットマンの生誕から活躍まで、ファンならばだいたいは皆知ってる。で、またソノ2番煎じかとかなり辟易。イタブラれるバットマンなんて見たくない。わかりやすい勧善懲悪でいいから、ただただ悪漢を相手に大活躍してほしいのよ。キリの悪いラストからは、続々、続々々編の予感。うーん、「バットマン」、もういいかな。
「Gold(原題)」(22年 オーストラリア)
邦題不明、似たような名前の作品多いからね。これから日本公開なのかな?オーストラリアでどこかを目指す旅人が、ガイドを雇い砂漠を横断中にでっかい金塊を見つける。あとはお決まりの、独り占めしたいふたりの物語。結果はひとりは野犬に襲われ、もうひとりはどこからか飛んできた矢で、結局ふたりとも死んでしまうという、まあ当たり前のラスト。オーストラリアの砂漠を砂塵を巻き上げながら突っ走るボロ車に、メル・ギブソンの「マッドマックス」(79年 オーストラリア)を思い出した。アノ映画は良かった。「アンチャーテッド」(22年 米)
ゲーム「アンチャーテッド」シリーズ(PS3 07~)の実写化。「インディージョーンズ」と「トゥームレイダー」を足した、謎解きRPGのノリだが、この手の映画やゲーム動画は散々見てきたから、意外性が感じられずタイクツ。パソコンの小さな画面とイヤフォン越しのサウンドじゃムリもないか。せめて、映画館の大画面と大音響ならもっと楽しめたかとも思うが、コロナの見通しも立っていないから映画館での鑑賞など「ないものねだり」なのだろう。
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