「ローガン」(17年 米)
テレビでヒュー・ジャックマンのインタビュー番組をやっていたが、この作品の封切の前宣だったらしい。「X-メン」(00年 米)以降9作目のこのシリーズ、いい加減ネタ切れじゃないかと思っていたが、不死身のローガンも薬物中毒(変身の薬)と高齢化には勝てなかった。プロフェッサーXとして、ローガンと頑張ってきたチャールズ・エグゼビア もアルツハイマーの設定。ケリをつけるの、になんとも今風にしたものだ 。これで最後だというヒューのローガン/ウルバリンに期待したが、息もたえだえのローガンが暴れまわりミュータントたちを助けるというスジに新鮮味はなく、途中でダレてしまった。
アメリカ版少年ジャンプのマーベル・コミックを映画化した作品は、みな勧善懲悪のヒーローもので好きではないのだが、このシリーズだけは全部見た、たぶん。ヒューが好きだという単純な理由なのだが、ワタシにとってヒューの代表作は「レ・ミゼラブル」(13年 米)。正月の喧噪がイヤで自宅を逃げ出して、大晦日のレイトショーをカミさんと一緒に楽しんだ。ヒューのジャンバルジャンが良かった。都内なのにガラガラの映画館だったが、自宅から離れた解放感で、普段はそんなことは決してない、席にセンベイやらカワキモノを積みあげて大いに楽しんだ。過ぎた思い出はいい思い出。
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