2017年8月13日日曜日

ロバの耳通信「ポンペイ」

「ポンペイ」(14年 米)

ウリが「バイオハザード」監督最新作だと、確かにそうだがほかに良いキャッチにしてくれてもよかったのでは。「バイオハザード」(02年~ 米)はファンだし、ミラ・ジョボビッチを妻に持つポール・ウィリアム・スコット・アンダーソン監督は好きな監督だけれども、「ポンペイ」の出来はイマイチだった。CGのおかげでヴェスヴィオ火山の爆発でポンペイの町が焼きつくされるシーンは圧巻で、3D画像を楽しむ映画なのだろうが、剣闘士マイロ役のキット・ハリントンもポンペイの大商人の一人娘カッシア役のエミリー・ブラウニングもダイコン。好き合うふたりなら情感を漂わせてくださいな。「マトリックス」シリーズ(99年~米)ではトリニティー役、新作ホラー映画「バイバイマン」(17年米)では女刑事を演じた名優キャリー=アン・モスも本作ではただの添え物。なんて配役をするんだ。まあローマの元老議員コルヴス役のキーファー・サザーランドの極悪人ぶりはピッタリだったが。主役もワキ役も火山の爆発で死んでしまう原作のストーリーからは外れるだろうが、もともと史実なんてものもないのだから極悪人だけはシブトク生き残っていた・・なんてのが面白かったのでは。

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