2018年9月2日日曜日

ロバの耳通信「マンマ・ミーア!ヒヤ・ウィー・ゴー」

「マンマ・ミーア!ヒヤ・ウィー・ゴー」(18年 米)

「マンマ・ミーア!」(08年 英・米)の続編だと。本編はいい年をしたオバさんとオジさんがABBAの曲に合わせて踊り狂うというミュージカル映画で、騒々しいだけで面白くもなんともなかったことをハッキリ覚えていて、乗り気じゃなかったけれど、「ヒヤ・ウィー・ゴー」に日本のお笑いタレントが出てると話題になったり、封切り後の評判もまずまずということでチャレンジ。くっそー、やっぱり面白くない。前回踊り狂ってたオバさんが、10年後の続編ではオバーさんになって踊りくるっている。

メリル・ストリーブやジュリー・ウォルターズ、元気そうに踊ってるけれどどこかの施設でやらされている健康体操 や盆踊りのノリ。一緒に踊ってるメリルの娘役のアマンダ・サイフリッドなんてこういう動きのある映画って無理じゃないかな。表情も女優って感じはしない。「レ・ミゼラブル」(12年 英)のコゼット役で哀しそうな顔して突っ立ってるのがいいところだって。
「マンマ・ミーア!ヒヤ・ウィー・ゴー」は本編のその後と本編登場人物の青春時代だって、ムリだってそんなストーリー展開。舞台劇のミュージカルが先にできた映画作品にストーリーもあったものじゃないけれど、いま踊ってるのは△△役の青春時代とか設定されてもね、違う役者だから顔も表情もゼンゼン違うんだもの、こちらのアタマがついていけませんって。こういう流行り映画って、聞かれればアソコが良かったよねと、若い人に迎合して答えることもあるけれど、コレはイケない。10年前のオバさん、オジさんだった観客に、あら懐かしーといわせるだけの映画。

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