「名もなき世界のエンドロール」(21年 邦画)
予告編を動画サイトでチラ見してハヤリのアイドル総出演の映画かと誤解していた。コロナのせいでどこにも出かけられないから、まあいいかと時間つぶしのつもりで見始めたのだが、ラストまで結末が読めず。映画のツリでは”ラスト20分、想像を絶する衝撃の・・”とあったし、結局最後まで見るハメに。結果オーライ。途中までは、小学生から仲良しの3人組の青春物語だから、甘酸っぱさと青臭さのせめぎ合いで、ジジイにはややつらい時間だったが、主役の3人キダ - 岩田剛典、マコト - 新田真剣佑、ヨッチ - 山田杏奈の誰もワタシは知らなかったし、顔と名前が一致する配役もわずか。特に、おさななじみのヨッチ役がたとえば橋本環奈とかじゃないのが良かった。念の為に言うが、橋本環奈は好きだよ。
ヨッチ役の山田杏奈は世間では結構有名なモデル・女優らしいのだけれども、この映画の中では特段かわいくもない普通の女の子、というのが個人的にいちばん良かった。つまり、近年流行りの<看板アイドル+俳優救済のための有名役者総出演>の皆ヨイショ映画じゃなかったのが良かった。
原作(行成薫)のチカラか監督(佐藤祐市、菊川誠)・脚本(相馬光)のチカラか、とにかくうるさいジジイは最後までクギ付けにされてしまった。
追想シーンが多いから時間が前後するわ、キダとマコトが歳をとらないから余計に混乱するわでワタシはソコで混乱したが、アタマの切替の早い若い人はこういう設定もすんなり受け入れられるのだろうか。とにかく、面白かった。ただ時系列を前後させず連続テレビドラマにしてもよかったか。
食わず嫌いは、映画に限っては良くないと反省しました。
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