「DUNE/デューン 砂の惑星」(21年 米)原題: Dune
初回、字幕なしで動画を見始めて30分で挫折。登場人物名やカタカナ名詞の連続。映画のスタートだから、背景というかそういうものを説明しているのだろうが、短いセリフが哲学的で全く理解不能。西暦1万年の未来、地球じゃなく砂漠の星の領地争い、領主の息子が主人公らしいことがわかったくらい。セリフもストーリーにも頭が追いつかないと、wiki、映画評やらネタバレを先にチェック。
ハナシは中世の叙事詩みたいなSF。予備情報を仕入れて字幕アリで最初から。筋は意外に単純で、”スパイス”というエネルギー資源を算出する惑星の資源管理を皇帝から指示された領主が、前の領主と争わざるを得なくなる。これが強い領主たちをお互いに戦わせることで力を削ぐという極悪皇帝の作戦。領主の息子は旧領主と戦い、魔法使いの母やこの惑星の原住民たちと力をあわせて皇帝に対抗しようとするーというところで本作Dune: Part Oneが終了。
ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督(「ブレードランナー 2049」(17年 米))。レベッカ・ファーガソン、ハビエル・バルデム、ステラン・スカルスガルドとか世界中の名優を集めているが、邦画によくあるチョイ顔出しの友情出演風じゃなく、しっかり個性をだしているのがいい。なにより嬉しいのが音楽担当がハンス・ジマー。腹の底に響く低音の連続はヘッドフォンの中にもうひとつ叙事詩を語っており、サントラだけでも楽しめそう。続編は2年後だとか。待ち遠しいのー。
「ブラック・ウィドウ」(21年 米)原題:Black Widow
キャラもほとんど知らないマーベル・コミックが原作だから、乗り気じゃなかったんだけど、大好きスカーレット・ヨハンソンが暴れまわるという予告編を見て面白そうと。
やっぱり、暴れるスカーレット・ヨハンソンはよかった。「ゴースト・イン・ザ・シェル」(17年 米)の草薙素子を思い出すね。コレもマンガが原作だからストーリーの混乱もなく、お金をかけてることを確信させる上質のグラフィックの中で、縦横無尽に暴れまわる不死身のヒロインに痺れた。主人公はゼッタイ死なないし、適当にお涙頂戴の浪花節も混ぜ込んだハッピーエンドが鉄板のアメリカン・コミックだから、大きな映画館の大画面・大音響でまた見たい。
ブレードランナーvol.2は初代ファンへのサービスがすごい。インディー先生も出てきたし。2だけ見て分かるのかなと偉そうに思います。
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